ローバーミニ、足回りリフレッシュ
今年で27年選手になる私のキャブスプライトですが、各部のパーツは新車装着パーツや当時モノの塊…色々とガタが来ております。
記事にはしてませんが、
いきなりマフラーのパイプがエキマニから抜けたり、
クラッチレリーズがお亡くなりになって、クラッチペダルの踏み心地がスカスカになったり(レリーズとそれにつながるパイプを交換しました)、
後付けクーラー作動時にキュルキュル音が止まらなくなり、ファンベルトを交換するはめになったり、
オイル下がり起こしたり(ステムシールを国産のものに変更しました)、
日頃からハザードランプの付きが悪かったり(おそらくスイッチ類の問題)、
ワイパーの拭き上げ能力が死んでいたり(銀メッキの一体型ワイパーからBOSH製の黒ワイパーブレードとミニスペアーズ製のワイパーアームのセットに変更しました)、
大小さまざまなトラブルに見舞われています(まぁ乗る楽しさが全てを帳消しにしてくれる魅力があるのがミニの魅力ですけどネ)。
今回直面したのは結構大きめのトラブル。ついに足回りが悲鳴を上げ始めました。
トラブルの発覚は7月上旬。フェンダーモールが外れてしまったのと、前々から気になっていたファンベルトの鳴きを見てもらうため、(いつもお世話になっているオートパドックが火曜定休だったので)キャメルオートを訪れた時のことでした。
ファンベルト交換時の点検で
- 足回りのブッシュ類が千切れたり、剥離したりでそろそろ寿命な事
- コイルスプリングにラバコン用のハイローキットの組み合わせなので、ハイローキットが破損する恐れがある事
- ショックアブソーバーが抜けている事
が判明しました(足回り以外の不具合だと、上記で挙げたオイル下がりとドライブシャフトインナーブーツ切れが同時に発覚しました)。
その時は資金的に余裕がなく、足回りのトラブルは無茶をしなければまだ保つ(緊急性が低い)とのことだったので、オイル下がりとドラシャインナーブーツの交換のみを行いました。
年内には直したいな~と思いつつ、その後もミニを色んな所で走らせていたのですが……
8月に入ったころ、足回りから次第にギコギコと異音がするようになりました。特に低速で曲がると毎回車に悪そうな音が鳴ってました。
こりゃいかんという事ですぐさまミニ屋さんを回り、ミニを診断してもらうことに。
キャメルオートとオートパドックは日程やら諸事情やらで都合が付かず、タートルトレーディングさんで診てもらう事になりました。
代車のアルトを借りてミニとは一週間お別れしました。
初めて軽バンに乗りましたが、やっぱり軽快でいいですね。うちのミニより速い。
まぁアルトは64馬力、キャブスプライトは50馬力なんでアルトの方がパワー面では勝ってますからね(笑)
ちなみにボディサイズもアルトの方が上です。車庫に入れた代車のアルトが妙に大きく見えて、改めて「ミニ、ちっちゃかったんだな」と実感しました。
一週間後、ミニを受け取りに行き、今回の作業の説明を受けます。
交換したパーツ類を並べてもらいました。どれもこれも二十年以上の歳月を経たものばかりでとっくに寿命はつきてしまっているように見えます。
今回交換したのは
-
フロントサブフレームタワーマウント
- フロントサブフレーム前後マウント
- 車高調整アジャスタライドキット(ハイローキット)
- 燃料タンクネックラバー
- その他、細々とした消耗品
以上となります。
総額18万円の大手術でしたが、その分、効果はバツグンです。
足回りが引き締まり、乗り味が上質な感じに変化しました。以前、キャメルオートさんのところのラバコン仕様の試乗車に乗った時に感じた滑らかな乗り心地――あれに近づいた気がします。
今回感じたギコギコという異音の他にも、前々から気になっていたボディがきしむような音もしなくなりました。恐らくフロントサブフレームのマウントを刷新した副次効果ですね。
今回は大手術でしたが、内容的には絶対にやっておかなければならないリフレッシュ事項でした。カスタムというよりレストアですね。
予算に余裕ができたら、ラバコンへの変換とかキャメルさんとこのハイキャスロアアームの導入とかしてみたいですね~