歴代の愛車について~第2回:ローバー・ミニ~
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第2回は2台目の愛車であるローバー・ミニとMTに興味が出始めた私についてです。
ローバー・ミニ(E-X12A型)(2015年12月~2017年2月)
サニーを通してドライブにさらに興味を持った私は、早い段階からMT車にも興味がわいてきました。そこで私は限定解除を行うことにしました。
具体的な流れとしては7月には限定解除を考え始め、夏休みにバイトでお金を貯め、9月に教習所に行って、10月には限定解除申請を免許センターに出しに行くという形でした。
無事、MTにも乗れるようになった私は次の愛車となるMT車を探そうと考えました。その頃はスポーツカーにも興味が出てきたため、当初の予定ではスバル・BRZにしようと思っていました。BRZの購入はかなり真剣に考えていたもので、ディーラーでの試乗や見積もりなども行いました。
しかし予算など様々な都合でBRZの購入は白紙となり、私は新しく候補を探さなければならなくなりました。
そんなとき、私が出会ったのがローバー・ミニという車でした。
ローバー・ミニはブリティッシュ・モーター・コーポレーション(BMC)から1959年から2000年までの約41年間もの間、デザイン変更を含む大きな仕様変更を受けずに販売され続けてきた超ベストセラー車です。
そのタイヤ配置とシートの低さによるクイックでダイレクトな操作感――俗にゴーカートフィーリングと呼ばれる――が魅力な車です。
BMCが製造販売とあるのになぜ「ローバー」ミニと名乗るのかということとか、いまは「ミニ」と言えばBMWだとか、そういった複雑な事情を背景に抱える車でしたが、そこは本筋からだいぶ逸れる上に話が長くなるので割愛します。ミニが生産されていた頃のイギリスの自動車工業界はひどく混乱していたので、そこらへんの話をするのはかなり面倒なんです。
閑話休題。
サニーでのドライブ中、クラシックミニの専門店(しかも老舗!)を偶然発見した私は、早速、父と共にその店を来店し、そこの社長さんと話し合って、ミニの購入を決めたわけです。購入したモデルはミニの最後期型である1999年式のMk.X、グレードはメイフェアでした。
当初、このミニのボディカラーはタヒチブルーだったのですが、塗装面が痛んでいたこともあり、サニーからカラーを引き継ぐ形でディープターコイズにオールペンしました(その際にモールなどの消耗品も交換し、全体をリフレッシュしました)。
ミニはクラシックカーに分類される車でしたが、絶版車にしてはサードパーティ製含めパーツ供給が豊富で、コンパクトで駆動形式がFFということもあり、非常に素直で扱いやすい車でした。この、4速MTと62馬力のパワーを備えた720kgのコンパクトカーが私にMTでの運転の楽しさを初めて体験させてくれた車になります。
私はこの車で自動車趣味の幅を大きく広げました。自動車での高速道路を使ったロングドライブやそれに伴う旅行を楽しんだのもこの車が初めてですし、カスタムやオフ会、ミーティングなど色々なことに挑戦させてくれたのもこの車でした。
特にカスタムにはかなり力を入れた車です。購入時のオールペンから始まり、
フォグランプ装着、
オーバーテイクミラー装着、
牽引フック装着、
フロントグリル交換などなど、所有中は色々とパーツをつけて仕様変更を楽しみました。電装系など色々トラブルも多く、「車は結構、故障するものでメンテナンスが重要」ということを教えてくれた車でもありました。
ミニと一緒に色んなところにいったので、ウチで一番写真が残ってるのもミニです。それだけ思い出が深い車とも言えますね。